体を冷やす糖類と体を温める糖類

「白砂糖は体を冷やす」と言われているのをご存じでしょうか。

白砂糖はケーキやチョコレートなど多くのものに使用されていますが、白砂糖を摂り過ぎると低血糖症やビタミンB1欠乏を招き、体を冷やす原因になってしまいます。

しかし「体を冷やすから甘いものは食べないほうがいいの?」と思われる方もいるかもしれませんが、白砂糖を含めて糖類にも色々な種類があり、中には体を温める作用のある糖類もあります。

体を冷やす糖類と温める糖類をまとめてみました。

糖類にも原料が色々あります

サトウキビが原料の糖類

● 黒砂糖
サトウキビのしぼり汁を煮詰めたものでビタミンやミネラルが豊富。

●きび砂糖
黒砂糖よりも精製が進んだもの。
精製する途中でビタミンやミネラルを残して煮詰めた砂糖。

● 白砂糖
黒砂糖を精製してビタミンやミネラルを取り除き、糖分だけを残したもの。

● 三温糖
砂糖を製造した後に残った糖液をさらに煮詰めて作ったもの。
薄茶色の色をしているのは何度も煮詰めるので「カラメル」ができたため。

温かい地方でとれるサトウキビは体を冷やす食材です。また、白砂糖や三温糖は精製されているため体に吸収されやすく、血糖値の上昇が激しいのですが、血糖値の上昇が激しいと、結果的に手足が冷える低血糖症になりやすいと言われています。

↓↓↓白砂糖について詳しくはこちらをご覧ください。

「砂糖の取りすぎは体を冷やす」というのをご存知ですか? チョコレートやケーキが大好きでよく食べるけど冷え性で困っているの!、という...

白砂糖とは違い、黒砂糖やきび砂糖は精製されていないため、血糖値の上昇は穏やかです。

砂糖大根が原料の糖類

● てんさい糖
甜菜(てんさい)の根のしぼり汁を煮詰めたもの。
「砂糖大根」や「ビート」とも呼ばれ、整腸作用があるオリゴ糖を含んでいる。

寒い地方でとれる砂糖大根は体を温める食材と言われています。サトウキビが原料の糖類とは違い血糖値の上昇も穏やかです。

その他の糖類

● 蜂蜜
ミツバチが花の蜜を採取し、加工・濃縮をして巣の中で貯蔵したもの。
ビタミン・ミネラルが豊富。

● メープルシロップ
カエデの樹液を集めて煮詰めたもの。
ビタミン・ミネラルが豊富で、特にカリウムとカルシウムが多い。

メープルシロップは低GI食品と呼ばれていて、血糖値の上昇が穏やかです。
はちみつは種類によっては血糖値の上昇が穏やかなものもあります。

体を冷やす糖類と体を温める糖類の分類分け

上記のことからまとめ、分類分けをします。

体を冷やす糖類

・白砂糖
・三温糖

原料は温かい地方でとれるサトウキビのため、体を冷やす食材。
精製されているため、体に吸収されやすく血糖値の上昇が激しくなり、手足が冷える低血糖症になりやすい。
ビタミンやミネラルを含んでいないため、ビタミンB1欠乏になりやすい。

体を温める糖類

・てんさい糖

原料は寒い地方でとれる砂糖大根のため、体を温める食材。
精製されていないため、血糖値の上昇は穏やか。

どちらでもないもの(中間)

・黒砂糖
・きび砂糖
・蜂蜜
・メープルシロップ

黒砂糖やきび砂糖は、体を冷やす食材のサトウキビが原料ですが、精製されていないため血糖値の上昇が穏やかです。

また、蜂蜜やメープルシロップも精製されていないため血糖値の上昇が穏やかですが、「体を冷やす・体を温める」と様々な説がありますので中間に分類されています。

以上のことから、冷え性を改善したいのなら体を冷やす白砂糖や三温糖ではなく、てんさい糖や蜂蜜など他の砂糖(糖類)を代用しましょう。

人工甘味料は冷え性対策にいい?悪い?

市場には「カロリーオフ」や「カロリーゼロ」と謳われる食品や飲料が多く出回っています。

これらの商品には砂糖に代わる甘味料として人工甘味料が使用されていますが、人工甘味料にも大きく分けて「糖アルコール」と「合成甘味料」の2種類ある事はご存じでしょうか。

● 糖アルコール
糖アルコールは天然の糖の一種で、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、ラクチトールなどがあります。人工的に作られてはいますが元々自然界に存在する成分なので安全性が高く、食品への甘味料だけではなく化粧品や医薬品に使用されることも。

虫歯になりにくいとされていますが、体質によってはお腹がゆるくなることもあります。

● 合成甘味料
人工的に合成された甘味料で、アセスルファムKやスクラロース、アスパラテーム、サッカリンなどがあります。種類により違いますが砂糖の約200倍~13,000倍の甘さがあるので、砂糖と比べても少量の使用で済みます。

人工甘味料が与える影響

これらの人工甘味料は体に吸収されにくい(又は吸収されない)のが特徴で、血糖値の上昇が穏やかだったり、血糖値が上がりません。

血糖値が上がらない=カロリーゼロと言うことなんですね。

一見「カロリーゼロだからダイエットや健康にいい」と思われる方も多いと思いますが、人口甘味料は砂糖と比べても甘みがとても強いので、摂り続ける事により味覚障害や依存症を引き起こすと言われています。また、味覚障害を起こすにより食欲が増進し、逆に太りやすくなるという説もあります。

そして、冷え性に悩む人は人工甘味料入りの飲料をなるべく摂らないほうがいいかもしれません。2009年にアメリカで「人工甘味料入りのダイエット炭酸飲料を摂取する事により腎臓機能が低下する」と発表されました。

実は、腎臓の機能が低下すると、体の余分な水分が十分に排出できずに体にむくみが出る事があります。

実際にネットでは「人工甘味料入りの飲料を飲むと体がむくむ」などと言った声も聞かれており、体のむくみと冷え性は切っても切れない関係で、体がむくむと体が冷え、体が冷えることでむくみが出ると言った悪循環に陥る事もあるのです。

糖類まとめ

いかがでしたでしょうか。

一般的に白砂糖や三温糖は体を冷やす作用があると言われてはいますが、だからと言って全く摂ってはいけないということではありません。人工甘味料についても色々研究されていますが、安全性が高い成分もあり、白砂糖・人工甘味料共に一番いけないのは過剰摂取してしまうことです。

もちろん、そのほかの糖類でも摂り過ぎてしまうと血糖値が高くなりドロドロ血の状態を作りますので、甘いものの取り過ぎは気をつけましょう。

体に影響を与えない程度に上手に糖類と付き合っていきたいですね。

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