腰椎椎間板ヘルニアが原因の足の冷え、改善する方法は?

腰椎椎間板ヘルニアになると色々な症状が現れますが症状の一つに、足の冷えがあります。

しかし、この「冷え」は実際に冷えている訳ではなく「冷感」として足に現れたものです。

椎間板ヘルニアとは

私たちの背骨(脊椎)は1本の骨ではなく、椎骨と呼ばれる小さな骨が24個繋がり、その下の仙骨、尾骨で構成されています。首部分の頸椎(けいつい)7個、胸部分の胸椎(きょうつい)12個、腰部分の腰椎(ようつい)5個、仙骨1個、尾骨1個の計26個です。

その椎骨と椎骨の間にある軟骨が椎間板です。

椎間板は中央にゼラチン状の髄核、周囲にコラーゲンを豊富に含む繊維輪で構成されていて、背骨にかかる衝撃を和らげるクッションの役割があります。この椎間板が何らかの原因で変形したり、中の髄核が外にはみ出してしまうことを「椎間板ヘルニア」と呼んでいます。

発生する箇所により頸椎椎間板ヘルニアや腰椎椎間板ヘルニアなどと呼び名が変わります。多いのが第4腰椎と第5腰椎の間のヘルニアと、第5腰椎と第一仙椎(仙骨)の間のヘルニア、つまり腰部分の腰椎椎間板ヘルニアの発生が高く、頸椎、胸椎の順で少なくなります。

椎間板ヘルニアにも大きく分けて2タイプあります。繊維輪にヒビが入り、中の髄核が外にとび出してくる「脱出型」、髄核が繊維輪を押しだして、椎間板の一部が膨らむ「膨隆型」です。

脱出型の場合、とび出した髄核が神経を圧迫するため、しびれや痛みなどの激しい症状が出ることが多いのですが、時間がたつと髄核が細胞に吸収されるため、数ヶ月で症状が軽くなると言われています。

一方、膨隆型は脱出型と比べて症状は軽いのですが、治癒しにくく、回復するのに時間がかかります。

腰椎椎間板ヘルニアが原因の「冷感」とは

椎間板ヘルニアの中でも一番多い腰椎椎間板ヘルニアですが、腰椎椎間板ヘルニアになると腰痛と共に足の痛みやしびれ、筋力の低下、そして足の冷えがでることもあります。

発生箇所が腰なのに足に症状が出るのは、足の神経が腰椎を通っているためで、椎間板が神経を圧迫して足の痛みやしびれと言った症状が出るのです。

そして、足の冷えも同じです。

足の痛みやしびれ、筋力の低下は知覚神経や運動神経が圧迫されたためにおこりますが、足の冷えは体温調節をつかさどる自律神経が圧迫されたためにおこります。腰椎椎間板ヘルニアによる足の冷えは、実際に冷えている訳ではなく「冷感」として現れるので、さわっても冷たくなく、色々な冷え性対策をしても解消する事がありません。

椎間板ヘルニアを改善すると神経機能が回復して、冷感も解消すると言われています。

しかし、神経障害が進んでしまうと、冷感やしびれが回復しない事もあるので注意が必要です。

腰椎椎間板ヘルニアを予防するには

椎間板ヘルニアになると、ひどい場合は激痛に襲われ生活もままならない、なんてことも珍しくありません。

中腰で重いものを運ぶ、長時間同じ姿勢をとる、強く腰をひねる、足を組む・横座りなどの悪い姿勢などが椎間板ヘルニアの原因になり、これらの動作を注意することで防ぐことができると言われています。

また、骨や椎間板の老化も原因になりますが、カルシウムを積極的に摂取することで骨の老化を遅らせる事ができます。

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