冷え性は甲状腺が影響している?甲状腺機能低下症とは

冷え性を引き起こすのは、大体は体を冷やすような食生活や生活習慣が原因ですが、実は病気が関係している場合もあります。
それは「甲状腺機能低下症」と呼ばれるもので、冷えだけではなく、肌荒れやむくみ、うつ状態など体に様々な不調がおこる病気です。

甲状腺機能低下症って一体何?

甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンの分泌量が低下する病気で、男性よりも女性のほうが圧倒的に多いと言われています。

甲状腺はのどぼとけの下にある薄くてやわらかい臓器で、重さ15~20g程度で蝶が羽根を広げたような形をしており、食べ物に含まれるヨードを材料にして甲状腺ホルモンを作り、血液中に分泌する役割があります。甲状腺ホルモンには、体内に取り入れたタンパク質などの栄養素の合成を促進して新陳代謝を高める、自律神経の交感神経を活発にする、内臓の機能を調節するといった働きがあり、体を元気にするホルモンと言われています。また、子供の成長や発育にも欠かせないホルモンです。

甲状腺ホルモンの分泌が低下してしまうと、全身の代謝が悪くなり、全身の器官に影響を与えます。そのため、冷え性、低体温、むくみ、便秘と言った様々な不調が出るようになるのです。

甲状腺機能低下症の原因

甲状腺機能低下症の原因にも色々ありますが、もっとも多いのが橋本病(慢性甲状腺炎)です。

人の体には免疫機能が備わっていて、体内に異物が存在すると排除するシステムになっていますが、橋本病は自分の甲状腺を異物とみなして攻撃し、甲状腺細胞を破壊してしまう自己免疫疾患です。橋本病になっても症状が表れにくいので自分で気がつかない事も多く、破壊が進行してしまうと甲状腺ホルモンの分泌が減り甲状腺機能低下症になってしまいます。

しかし、甲状腺機能低下症になるのは橋本病のうちでも10%と言われています。

甲状腺機能低下症セルフチェック

甲状腺機能低下症が軽度の場合は症状が分かりにくい事もあり、冷え性や更年期障害、うつ病などと症状が似ていることから他の病気と間違われやすい病気です。セルフチェックをして、下記の症状が複数当てはまるようなら甲状腺機能低下症を疑いましょう。

・冷え性
・低体温
・肌荒れ
・乾燥肌
・髪の毛がぱさつく
・全身のむくみ(指で押しても元にもどるむくみ)
・無気力
・うつ状態
・物忘れが多い
・コレステロール値の上昇
・太りやすい
・食欲低下
・汗をかきにくい
・疲れやすい
・眠い
・脈が遅い
・便秘

甲状腺機能低下症は血液検査で診断する事ができます。上記のような症状が続くようなら医師に相談をしてみましょう。

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